紀行文
令和7年(2025年)2月5日(水) 土方歳三のふるさと日野と高幡不動を訪ねる
今回は、二班に分けて「日野新選組ガイドの会」の4名の方の案内で見学しました。日野宿本陣は名主を務め、土方歳三の義兄で新選組の支援者として知られる佐藤彦五郎の旧宅で、近藤勇、土方歳三、井上源三郎らも訪れた新選組ゆかりの建物です。本陣は宿屋と違って、大名や幕府役人など身分の高い人の宿泊所です。都内に残る唯一の街道の本陣建築で、東京都の史跡に指定されています。
土方歳三資料館は新選組副長である歳三が子供のころに住んでいた家の跡地にあります。歳三が池田屋事件で使用した鎖帷子、八月十八日の政変時に使用した鉢金、土方家伝来十文字槍(銘:助宗)、稽古に用いた天然理心流木刀、京時代使用の鎖帷子、さらに歳三も行商をした土方家の家伝薬である石田散薬に関する史料などを公開しています。館長の土方愛さんの解説で見学しました。その後、石田寺にある土方歳三の墓をたずねました。歳三は明治2年、北海道函館にて戦死。享年35歳でした。
井上源三郎資料館は新選組六番隊組長、井上源三郎の生家。八王子千人同心を代々務めた井上家。源三郎の兄・松五郎は佐藤彦五郎に天然理心流を紹介したと言われています。源三郎は、慶応4年鳥羽伏見での官軍との戦いで銃弾を腹部に受けて戦死、享年40歳。館長の五代目子孫・井上雅雄さんが天然理心流の型を見せてくれました。
高幡不動尊は真言宗智山派別格本山「高幡不動尊金剛寺」で関東三大不動の一つ、高幡不動尊として親しまれています。新選組土方歳三の菩提寺としても知られています。記念写真を撮り、午後1時解散しました。
担当(織壁、塚田、森、垂水、間島) 参加者(47名)