江ノ島を巡る
紀行文
6月12日(火) 江の島の見どころを巡る 担当(小林、門川、宮崎、柳澤、佐藤(環))
明け方まで台風の影響を受け雨が降っていたが、三浦屋前広場に集まった時は曇り空になっていた。混雑する新宿での乗り換え時間を考慮し、
8時に集合、8時19分の始発に乗った。新宿で下車、混雑する地下道でトイレと点呼を行い、9時30分発の小田急藤沢行に乗車。
電車はガラガラでホット一息ついた。10時42分片瀬江ノ島着。江の島の見どころ巡りの出発。先ず橋長389mの弁天橋を渡る。
急に道幅が狭くなり両側に土産物店が並ぶ弁財天仲見世通りを抜けると、大きな朱塗りの鳥居があり、江島神社の辺津宮(へつみや)への
入口であった。ここで集合写真を撮る。辺津宮へはここから相当数の階段を上るのであるが、最近はエスカーと称するエスカレーターが
造られていて今回はこれを利用した。辺津宮の祭神は宗像三女神の三女の田寸津比賣命(たきつひめのみこと)。本殿の左横に小さな奉安殿が
建てられていて、そのなかにかの有名な裸弁財天(本当の名は妙音弁財天)と八臂弁財天が祀られている。江戸時代には弁財天を本尊とする寺
であったが、明治維新後の神仏分離により寺は壊され、神社が前面に出て、弁財天は脇役となった。参拝後、またエスカーに乗り中津宮に着く。
祭神は宗像三女神の二女の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)。またエスカーに乗り、島の頂上にあるサムエル・コッキング苑に入場する。
明治期アイルランド人サムエル・コッキングが造った庭園を戦後藤沢市が買収し公開した。苑内には展望台があり、丁度その頃は快晴となり
上ると四方が見渡せた。退場後、三々五々昼食。13時30分奥津宮に集合し、参拝。2~3分歩いた所で健脚組と非健脚組に分かれ、
健脚組は白波が立ち岩礁に覆われた稚児ヶ淵に向けて急峻な階段を下る。突然、100m以上も続くオープン・スペースが視界に入る。
晴れた日には富士山が望めるそうだが、この日は雲が厚く見えない。ただただ、潮騒の音が響いていた。そのまま、歩いて第一岩屋の入り口に着く。
これは波によって浸食され造られた洞窟で、足元を照らす蝋燭を借りる(無料)。内部は年間を通じて摂氏15~18度で、ヒンヤリとした空気。
第一を出て、長さがほぼ三分の一の第二岩屋に回る。帰りの階段の登りは流石にきつく、息も絶え絶えに集合場所に辿り着いた。
非健脚組は平坦な道を歩き龍恋の鐘を見物した。帰りはダラダラとした下り坂を歩き、弁天橋のたもとで15時少し前に現地解散した。
(参加者49名)