奥多摩・日原を訪れました
紀行文
奥多摩町・日原をたずねる 9月10日(火)
9月に入っても猛暑が続く中、涼を求めて東京都の西の端、奥多摩町日原をたずねた。
下見に行った際、窓口で「鍾乳洞内は急な階段が多く高齢者は転倒のリスクがある。けがをしても救急車が来るには50分以上かかる」と釘を刺されたので、見学案内に、足腰に自信のある方!と厳しく書いた。この為か参加者は47名だった。
予定より一本早い武蔵小金井8時27発青梅行で出発。青梅で奥多摩行に乗り換え、10時7分奥多摩駅に到着。鍾乳洞行のバスの追加をお願いしてあったので10時15分発の2台に分乗して鍾乳洞へ向かった。日原川沿いの道路を曲がりくねりながら10時45分に鍾乳洞到着。奥深い山を背景に記念撮影して、500m先の鍾乳洞入口に向かった。
日原鍾乳洞は関東でも最大級。総延長1,270m、高低差134m。洞内は年間を通じて気温11度で上着を着ても、真夏から真冬になった感覚、涼しいより寒いほど。天井が低く頭がつかえるところを通り奥へと進む。石灰岩が長い年月を経てつくり出した自然の造形に驚きを覚えた。昭和37年に発見された新洞は高低差と急階段があり健脚の方のみ挑戦、約40分の洞窟見学を終えた。
そして鍾乳洞上の洞門沿いのコンクリートに並んで昼食。目の前の小川谷の渓流や木々を眺めながらそれぞれ弁当に舌鼓を打った。12時10分からは近くの巨岩、梵天岩、燕岩、籠岩を見て、約2キロ先の森林館まで山々を眺めながら歩いた。途中の稲村岩は、高さ300mの巨岩で姿が美しい。
森林館には12時50分に着いたが、帰りの東日原バス発車時刻が13時15分なので駆け足の見学となった。奥多摩町は日本一巨樹が多い町だ。館内には、ミズナラの巨木のレプリカ、巨樹の写真や絵画などが展示されている。時間が無くてじっくり見学できなかったのが残念だ。2台のバスで東日原から奥多摩駅まで全員無事に戻った。温泉・もえぎの湯に行く人、ワサビを買いに行く人以外は、13時55分の電車で帰路についた。
評判が良かったのはトイレがきれいだった事。これは7年前に「オクタマ・ピカピカ・トイレ(OPT)」が発足、3名のクリーンキーパーが20ヶ所あるトイレを清掃しているとのこと。奥多摩町は自然もトイレも日本一美しく何度も来たくなる町だと思った。新規入会者2名、非会員2名 (参加者47名)
担当(森、太田義、太田祐、福崎)