宝登山、長瀞、嵐山博物館を廻りました
紀行文
9月22日(火)埼玉・宝登山、長瀞、嵐山博物館を訪ねる 担当(垂水、織壁、佐藤、坂倉)
恒例の集合場所、三浦屋前の広場ではタワマンが作り出す日陰のおかげで涼しい風が頬を撫でる。7時半、これまた冷房のよく効いた大型バスは総勢47人を乗せ、長瀞町に向けスタート。
9時50分、「宝登山神社」に到着。幹事の坂倉さんの強い「コネ」により登場した禰宜さんから丁寧に神社の縁起を聴いた。権現造りの本殿(社殿)の左右にある欄間に施された、8話の親孝行話が描かれた彫刻の見事さにうなずく。
バスに戻り、「宝登山ロープウェイ」乗り場に。標高453.0㍍の山頂駅へ5分で到着した。山頂はとにかく涼しい。ほとんどの参加者は徒歩で「宝登山神社奥宮」へ進む。山麓駅より少し薄暗く、霊験あらたかな気がする。神社の「奥宮」は山頂駅から徒歩6分の距離で、参加者の健脚ぶりを発揮してお参りした。ロープウェイで下り、バスで昼食会場に着く。さっそく、「長瀞の岩畳」で集合記念撮影。帰りはお土産を買う参加者もいた。
今回の参加費(会員)は6800円。これは全国旅行支援の1000円を引いた金額。さらに2000円のクーポン券もついた。合計3000円の大判振る舞いに参加者から歓声が聞こえたような気がした。
釜めし、ざるうどん、天ぷらなどの盛りだくさんの料理が並んだ昼食。その後にお土産を買い込んで、名勝の「長瀞の岩畳」を散策した参加者も。宝登山神社や長瀞では渋沢栄一の足跡(功績)を目の当たりにした。郷土の埼玉県が生んだ名士である。
長瀞を後にしたのは13時50分ごろ。「嵐山史跡の博物館」のある嵐山町を目指す。長瀞町から嵐山町まで所要時間は約1時間。同じ埼玉県内だが、距離はある。この博物館は鎌倉時代の武蔵武士・畠山重忠が居住していたといわれる国指定史跡・菅谷館跡のなかにある。
冷房のよく効いた博物館本館を出て重忠像を目指して城郭跡を歩く。高さ10㎝位の草を踏みながらあるくと、久しぶりの「草いきれ」が。小金井の市街地ではそうは味わえない。ふと、松尾芭蕉の句「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」を思い出した。ここは奥州藤原氏とは何の関係もないが、城跡であることは間違いない。小金井に17時半帰着。(終)