新年亀戸七福神巡りを行いました。

紀行文

1月10日(火)亀戸天神、亀戸七福神を巡る  担当(太田(祐)、小林、金澤、佐藤)

秒速5mという天気予報の通り、集合場所の三浦屋前広場は風が強かった。寒さも一入だったが、参加者は引きも切らず40名以上に達した。コロナ禍にもめげず、盛況だ。9時49分に亀戸着。途中駅からの乗車者を迎え、55名に膨れ上がった。昨年後半以降で3番目の多さだ。下町の商店街や住宅地を抜けていく、見学会特有の長い列が始まる。最初は駅から10分ほどの亀戸天神社。菅原道真の末裔が江戸の本所亀戸村に道真の像を小祠に祀ったのが始まり。初詣の参拝客が散見された。梅や藤の名所と知られている。
横十間川に沿って5分程度歩くと龍眼寺(布袋尊)に着く。天台宗の寺で、眼病平癒の観世音として信仰を集め、龍眼寺と改名した。境内は見事なまでに掃き清められていた。更に、細い路地を行くと天祖神社(福禄寿)に出る。創建は推古天皇の(600年)頃で、現社殿は昭和4年に日本では初めての鉄筋コンクリート造りで再建された。
天祖神社から香取神社に向かう途中の北中間川沿いの道端に「梅屋敷跡」がある。これは江戸時代の豪商の別荘「清香庵」の跡地。最盛期には300株の梅の木が花と香りを競っていたとか。北川広重の「名所江戸百景」で取り上げられたが、現在は看板があるだけ。
なお、狭い路地を進む。普門院(毘沙門天)は真言宗智山派。境内にある伊藤左千夫の墓にお参りする参加者もいた。引き続き、路地を辿る。香取神社(恵比寿神、大國神)は立派な参道や鳥居、社が目立つ。源頼朝や徳川家康などの武将や武道家に篤い崇敬を集め、近年ではアスリートの参拝者も急増しているという。
路地から大通りを横切り、東覚寺(弁財天)に。弁財天の祀られているのは小さな祠。格子で仕切られた扉から有難いお姿を拝見しようとする、熱心な参加者が列をなした。香取小学校や香取公園を横に見ながら進んで、最終目的地の常光寺(寿老人)に到着。本堂左手の小さな堂内、格子戸の中の寿老人を拝もうとする参加者が目立った。
ここで見学会は終了。時刻は12時少し前。見学中はあまり気にならなかった風が出てきた。参加者は思い思いに亀戸駅を目指して散会していった。              (参加者55名)

2023年01月10日