小金井公園でバーベキュー
説明文
9月12日(火)たてもの園見学と小金井公園で懇親バーベキュー 担当(垂水、太田義守、島田、白倉、渡辺)
史談会の江戸東京たてもの園の見学は14年ぶりだ。今回は、見学後に公園でバーベキューを組み合わせた企画。午前10時たてもの園前に集合。園でボランティアガイドをしている史談会の会員が用意した招待券を一部使って入場した。3グループに分れてボランティアをしている会員が説明をした。
参加者に聞いてみると意外にも「たてもの園には何回も来たけど、きちんと説明を聞いたことはない」という人がほとんどだった。限られた時間でみどころ3棟を中心に解説。前川國男邸は日本の近代建築をリードした前川の自邸で昭和17年に建てられたモダニズム建築の傑作だ。三井邸は昭和27年に建てられた明治期の流行を反映した和洋折衷の住宅。高橋是清邸は栂(つが)を材料とした総栂普請。2階は昭和11年の2・26事件の暗殺現場だ。ウィークデーで一般の見学者は少ないが、目立ったのは外国人観光客。「ウェアーカムフロム?」と聞くと「イスラエル」という。建築を勉強しているとのことだった。
下町エリアの子宝湯前で集合写真を撮り、バーベキュー会場へ移動。
史談会でバーベキュー会をするのは初めて。参加者がどのくらいか心配したが、申し込みは40人ほどの大所帯になった。木陰に会場をセット。グリルも3台。幹事があらかじめ火を起こして待機。参加者は、肉、ウィンナー、魚干物、キャベツ、とうもろこしなどを持ち込んだ。幹事がバーベキューに腕をふるう。緑の木陰で、ビールやジュース、ワイン、酒、ブランデーなどを手に、食べながら、話がはずんだ。
「楽しい会だった。大成功!」という声が聞こえた。暑い一日だったけれど、会員どうしの交流・懇親も楽しくできた今回の見学会だった 。(参加者52名)
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前川邸
近代建築の発展に貢献した建築家前川國男の自邸として昭和17年に
建てられた住宅。外
観は切妻屋根で、
吹き抜けの居間を
中心にした シンプル
な間取りです。 -
三井家邸
西麻布に昭和27年に
建てられた三井家邸宅。
客間と食堂部分は、
明治30年頃京都に
建てられもので戦後に
移築されたものです。 -
高橋是清邸
戦前の日本の政治を
担った高橋是清の住まい。
総栂(つが)普請です。2階
は書斎や寝室として使われ、
昭和11年の2・26事件の
現場になりました。 -
大和屋
植村邸は建物の前面
を銅板で覆う看板建築
です。太和屋は白金台
に昭和3年に建てられた
木造3階建てで、戦前
の乾物屋の様子を
再現しています。 -
子宝湯
東京の銭湯を代表
する建物です。神社
仏閣を思わせる大型
の唐破風(はふ)や、
玄関上の七福神の彫
刻、折上格天井など
ぜいをつくした造りとなって
います。 -
バーベキュー
史談会でバーベキューは初めて。40人ほどの大所帯になった。参加者は肉、
干物、野菜などを持ち
込み、ビールやジュース
などを手に、食べながら、
話がはずむ。