御嶽山御嶽神社を巡りました

紀行文

6月7日(火) 武蔵御嶽神社周辺を巡る
 担当(森、嵯峨山、太田(祐)、櫻井、佐藤)
見学会前日は終日かなりの雨が降り、見学会は雨天決行とはいえ予定通り開催できるか懸念された。然し明け方には雨も上がり、集合時間には青空も見える天気に回復した。武蔵小金井駅から8時46分発青梅行直行電車に乗り、青梅駅から乗り継いで御嶽駅に9時57分到着。
10時2分発依頼しておいた増便のバスに乗ってケーブル下へ。ケーブル下バス停からケーブル滝本駅までの約300mが心臓破りの急坂で、10時20分発のケーブルカーに乗れるか心配だったが37名全員乗車できた。ケーブルカーは、標高差423mを6分で標高831mの御岳山駅到着。標高が高いため、御岳山は霧が立ち込めて少し雨も降りだした。約10分歩いて御嶽ビジターセンターへ。ここで御岳山の自然を紹介したビデオを15分、続いて学芸員からこの後訪れる武蔵御嶽神社宝物殿の国宝「赤糸威鎧(あかいとおどしのよろい)」(畠山重忠が奉納したと伝わる)について見どころを教示された。そして、ここから御岳山頂上929mまで約100mの標高差、神社の階段約330段を約30分かけて登った。ゆっくり歩きたい人5名はガイダンスを受けず幹事1名が付き添って直行した。
武蔵御嶽神社では、神職の黒田さんから神社の由緒、鎌倉を向いていた社殿が、家康の命で江戸の西の護りとして東向きに建て替えられたこと、更に狼を祭った社、旧本殿、家康を祭った東照社などを懇切に説明して頂いた。そして土日祝のみ開館の宝物殿を特別に開けていただき国宝の「赤糸威鎧」などを間近に拝観した。黒田さんは7月に史談会で講演頂く根岸先生と国学院でご縁があったそうで、説明に熱が入った由。
武蔵御嶽神社を後にして、13時に21軒ある宿坊の一つ「片柳荘」で昼食。自家製のこんにゃくなどの精進料理を味わった。片柳荘は江戸時代から続いており、片柳という姓は御岳山で一番多い苗字だそうだ。
14時10分のケーブルで下山、帰りも増便のバスで御嶽駅に到着。バス停から多摩川に掛かった御岳橋を渡り15時頃玉堂美術館に到着。入館前に解散式を行い、後は自由に好きなだけ川合玉堂の絵と、庭園を鑑賞してもらった。そして御嶽駅15時39分又は16時26分の電車で武蔵小金井に向かった。多少雨に降られたが、予定通り無事見学会を終了した。
(参加者37名)

2022年06月07日