下谷七福神を巡りました
紀行文
1月10日(水) 下谷七福神めぐり 担当(坂倉、塚田、小林、岡田)
下谷七福神めぐりは、根岸~下谷~竜泉~三ノ輪にあり、およそ1時間30分で回れるコースです。
1月10日、お天気に恵まれ、8時47分、武蔵小金井駅を出発し、鶯谷駅の北口に出ると、私たちと同じような団体が何組か集合しており、狭い広場が大混雑でした。前もって依頼していた台東区のボランティアガイドさん5名と合流して、参加者は5つのグループに分かれて「いざ出発!」
寿老神の「元三島神社」は駅前にあり、蒙古襲来の折、勇将河野通有が夢のお告げで勧請したことが始まりです、寿老神は中国道教の神であり、延命長寿・福徳を授ける神とされています。
次は「恐れ入谷の鬼子母神」。朝顔市で有名です。言問通りを歩いていくと真正面にスカイツリーが見えます。鬼子母神は、安産、子育ての守護神として信仰されるようになりました。ここに祀られているのは福禄寿。中国の仙人に由来するといわれ、安産、子宝、金運、長寿の神です。
次は三面大黒天が祀られている英信寺です。浄土宗の寺院。三面大黒天は右に弁財天、左に毘沙門天の顔を持つ大黒様。ヒンズー教の神で出世・開運・商売繁盛などの御利益があります。
隣接して毘沙門天が祀られている法昌寺。法華宗、本門流の寺院です。元プロボクサー・コメディアンのたこ八郎の「たこ地蔵」が皆様の無病息災を祈願して合掌しております。毘沙門天はインドの神様で仏教の四天王の1人です。古代インドでは武人の神様、日本では財福の神様。
昭和通りを越え少し行くと、不忍池の姉妹弁財天である朝日弁財天があります。弁財天はインド由来の神様で、芸事、金運の神様。
次に国際通りを越えて、飛不動尊正宝院。「空飛ぶお不動さま」として旅人の守り本尊、災厄消徐の祈願寺として信仰され、「はやぶさ」の無事帰還のご利益でも有名です。ここは、日本由来の恵比寿神が祀られ、釣竿を持ち、鯛を抱える漁業の神様。商売繁盛の神様です。
少し歩くと一葉記念館です。地上3階・地下1階の構造。大人数の為、広場で記念館の職員さんが、2回に分けての説明。館長さんにも他の団体より優先していただくというご配慮を頂きました。そして、全員で記念撮影。
最後の寿永寺は徳川秀忠公の供養のために秀忠の正室お江の方の侍女寿永法尼によって建てられました。布袋尊は夫婦円満の神。大きく笑っているお姿は温かい気持ちにしてくれました。三ノ輪駅まで3分。福を頂き、午後1時前、無事終了。
(参加者64名)