群馬・桐生を訪問しました
紀行文
10月17日(火) 織都(しょくと)の栄華をしのぶ・群馬桐生を訪ねる 担当 (織壁、桜井、閑野、馬淵)
桐生が絹織物の生産地ということは聞いたけど来たのは初めて、と多くの参加者の感想。
小金井を7時半すぎバスで出発、関越・北関東自動車道をとおり10時半すぎ桐生着。群馬大理工学部で、織都桐生案内人の会のガイドさん7名が迎えてくれる。早速、同窓記念会館の前で集合写真。「大正5年、桐生高等染織学校の講堂として建てられ、玄関アーチの意匠などにイギリス・チェダー様式の影響が見られます」とガイドさん。国の登録文化財だ。桐生天満宮は桐生54ヶ村の総鎮守。「ご存じ湯島天神などとともに関東五大天神の一つです。家康公からこの土地を賜り、ここから南に桐生新町の街並みが整えられました」「社殿の見事な彫刻にご注目ください。地元の名工関口文治郎によるものです」 文治郎は榛名神社、三峰神社、聖天宮(国宝)も手がけた名工。当初の極彩色は失われているが精巧な彫刻に一同感激。絹織物の工場が立ち並んでいた地域は国の重要伝統的建造物群になっている。ノコギリ屋根が特徴の工場。京風の店構えの商店。火災を防ぐ漆喰の外壁。銅板の屋根に白磁のタイルの豪華な金融業の事務所。近江商人が開いたという矢野園は酒、みそ、しょうゆの醸造をおこなっていた。これらの往時を思い起こさせる風景・建物をガイドさんの解説で見てまわった。矢野園には桐生ならではのお土産があり、店内は史談会で満員。見学時間の二時間はあっという間に終了した。昼食は、地元の名物だというヒレカツご飯とひもかわうどん。
ちょっと量が多かったけど美味しかった。2時すぎに桐生を出発、関越道をとおり5時前に小金井着
参加者の感想。「桐生の街並みを見てかつて栄えていたことがわかった。天満宮の彫刻素晴らしい。ボランティアガイドさんの解説とてもよかった。明治、大正、昭和の近代化を支えた絹産業を改めて勉強した。どこもそうだけど人通りなくさびしい。
車窓から見た赤城、榛名、妙義の山がきれい」 (参加者 54名)