牧野記念庭園、石神井公園を訪れました
紀行文
5月15日(水)牧野記念庭園・石神井公園を巡る 担当(森、嵯峨山、太田〔義〕、白倉)
五月晴れの中、牧野記念庭園、石神井公園を訪れた。参加人数は75名。約1万歩と案内していたので、参加者数は多くても60名と考え、念のため70部用意していたが、資料が足りなくなった。昨年のNHK朝ドラ牧野富太郎を主人公とした「らんまん」の効果は絶大であった。今回は、ご夫妻での参加が5組、非会員の参加が10名もあった。
練馬区立牧野記念庭園は、西武池袋線の大泉学園駅から約10分の地にあるが、武蔵小金井駅からは、西国分寺で武蔵野線に乗車して新秋津駅下車、約7分歩いて西武池袋線秋津駅へ行き、更に大泉学園駅へと、距離的には近い割に何度も乗り換えが必要であった。
大泉学園駅から歩いて10時前に牧野記念庭園に到着。入口には牧野博士が植えられた栴檀(せんだん)の花が見ごろで、我々を迎えてくれた。牧野博士の銅像前で記念写真を撮り、3組に分かれて、約1時間職員の案内でビデオ鑑賞、展示室、庭園を見学した。牧野博士の偉業を実感できた。
牧野記念庭園のみの方約10名とはここでお別れし、約25分歩いて練馬区立石神井公園ふるさと文化館分館へ到着。練馬区の文化人壇一雄などの展示や五味康祐の愛用したオーディオ機器などを見学した。続いて石神井公園に入り、豊島氏が太田道灌に敗れて自害した照姫を祀った姫塚を見学、塚にはシラカシの大木があった。三宝寺池は、三宝寺池沼沢植物群落として国の天然記念物に指定されており、カキツバタが咲いており、ゴイサギ、アオサギ、シラサギ、カイツブリなど水鳥も多数いて自然の豊かさを感じさせた。池の畔に石神井城址の碑があり、かつて石神井城を築きこの地域を支配した豊島氏を偲んだ。
12時45分から公園内のベンチで昼食。新緑の木陰の下で持参した弁当に舌鼓を打った。腹ごしらえした後は石神井公園に隣接する道場寺と三宝寺を見学。道場寺は南北朝時代の1372年豊島氏の菩提寺として創建。唐招提寺の金堂風の本堂、三重塔、鐘楼そしてサルスベリ、クロマツ、アカマツの巨木などがあり禅寺らしい静かな佇まいの寺であった。隣接する三宝寺は三宝寺池の名前の由来になっている寺で、豊島氏の祈願寺として創建された真言宗の寺院。午後2時15分頃ここで解散して根本大塔、平和大観音像、四国八十八霊場碑などを自由見学。三々五々JAあおばバス停から荻窪に向かった。(参加者75名)