上野・お茶の水博物館を訪ねました
紀行文
見学会紀行文
7月9日 上野とお茶の水の博物館等を訪ねる 担当(島田、塚田、垂水、太田(義)、白倉)
前々日は梅雨中での記録的猛暑になり、府中は40℃近くを記録し危険アラートが出た。そのため『参加者は少ないのではないか』と危惧したが嬉しいことに48名参加で、皆さん好奇心旺盛・会話を楽しむ。これらは日頃健康でなければできない。史談会々員は元気者ばかりと改めて感心した。今回は暑さ対策のために上野、お茶の水の博物館を訪ねた。
上野駅改札を出ると目の前が既に公園で、私事になるが、上野といえば西郷さん銅像、を想像する。周辺整備で隔世の感がした。小道を少し歩き日本最初の国立音楽教育を先導した奏楽堂(入り口横に滝廉太郎像)、その近くに西洋絵画の技法を広範囲に指導した黒田記念館(黒田清輝)。日本の黎明期で先駆者の努力が偲ばれる。
ここから徒歩10分程で東京国立博物館を見学する。入場は70才以上の証明証(健康保険証、マイカードなど)を提示すれば無料となり終日見学できる、国内外の美術品が網羅されていて、とても一日見学では困難なほどの展示がなされている。海外旅行者と思われる団体、家族の見学も多く、興味津々で日本文化に触れ神妙な気分で思案する姿が見られた。この建物前で集合写真撮影を行う。少し気温も上昇しはじめ、次のお茶の水へ向かう。
明治大学博物館では朝ドラの【虎に翼】展を開催していた。大学卒業生で52年前、史上初めて法曹の世界に飛び込んだ一人の女性三淵壽子が男世界の困難に立ち向かい道を切り開いた姿を描く。 他には恐ろしい犯罪・拷問道具、考古学の展示などガイドさんの説明を受けた。昼食時となり校舎の高層ビル・リバテイタワー17階でスカイラウンジの気分で学食を頂だき高揚感満点だった。
その後徒歩10分程にあるロシア正教会ニコライ堂で敬虔な説明を受け清楚な気分で現地解散した。小金井着4時半、天気予報の小雨には幸い会わなかった。 (参加者48名)
-
旧東京音楽学校
明治23年に建設された
旧東京音楽学校(現
東京芸大音楽学部)の
奏楽堂。重要文化財。 -
黒田記念館
日本近代絵画の父と
いわれる黒田清輝の
遺言を受けて建てら
れた黒田記念館。
昭和3年に竣工。 -
遮光器土偶
日本で最も有名な土偶
の一つ。極端に大きな目
の表現がスノーゴーグル
に似ていたことから遮光
器土偶と呼ばれている。 -
明治大学博物館
明治大学博物館にて。
古墳・埴輪について
ボランティア解説員の
説明を熱心に聞く -
ニコライ堂
キリスト教・正教会の
東京復活大聖堂(ニ
コライ堂)。日本で初
めてで最大のビザンチ
ン様式教会建築。
1891(明治24)年の
竣工で重要文化財 -
集合写真
東京国立博物館の本館。
昭和13年に開館。重要
文化財。2階で「日本美
術の流れ」を展示している