紀行文
5月14日 東国の大型前方後円墳と歴史博物館を訪ねる 担当 馬淵、閑野、太田(祐)、白倉
7時20分バスで出発。幸い天気良く見学会日和となった。新小金井街道、関越自動車道を順調に進み、最初の見学先の保渡田古墳群に予定より早い9時40分に到着。かみつけの里博物館のボランティアガイドさんにお願いした説明開始の10時に余裕があったので、墳丘の長さ96mで全体が葺石でおおわれている八幡塚古墳を背に集合写真を撮った。ガイドさんの説明はとても丁寧。最初は八幡塚古墳。この古墳は、かつて榛名山の爆発で土石流がこの一帯を覆ったため、内堤から出土した形象埴輪が築造当時のままの種類で、その位置が判明していること。出土した54体を復元した形象埴輪が展示されている内堤では、王権にかかわる様々な儀式の様子や狩猟の様子などが表されていること。後円部頂上の墓室の縦型石室と石棺などについて、説明を受けた。その次に墳丘長108mの二子山古墳に登りながら概要説明を受けた。最後にかみつけの里博物館に移動して説明を受けた。その後、それぞれ館内を見学した。
保渡田古墳群から次の綿貫観音山古墳への車中で各自持参の昼食をとった。
墳丘の長さ97mの綿貫観音山古墳でも現地ボランティア解説員から丁寧な説明を受けた。この古墳の墓室は横穴式石室。幸いにも未盗掘であったので、埋葬品のすばらしさと保存状態の良さなどから国宝に指定されていること、石室の玄室平面規模が日本有数の広さであることなどを聞き、それぞれ石室の内部を見学した。そして墳丘へ登り古墳全体を十分に見学した。
最後に、古墳からほど近いところにある群馬県立歴史博物館を見学。最初に大型の視聴覚室で係員から綿貫観音山古墳についてスライドによる概要説明を受けた。その後は綿貫観音山古墳の石室の豪華で国際色豊かな出土品が展示されている国宝展示室を中心に、規模の大きい博物館内を見学した。
以上で見学を終了。藤岡ICそばの「道の駅ららん藤岡」に立ち寄り、上信越自動車道、関越自動車道を走行し、18時少し前に小金井に到着した。 (参加者47名)