国立劇場歌舞伎鑑賞会
紀行文
10月13日(金)国立劇場歌舞伎鑑賞会
秋晴れの清々しい天候に恵まれた国立劇場に43名(残念ながら当日1名欠席)が参集。
劇場は昭和41年以来57年間を経て建て替えとなる。最後の歌舞伎公演となる10月は「初代国立劇場さよなら特別公演」として、義太夫狂言の名作「妹背山婦女庭訓」が9月に引き続き、2か月連続で通し上演された。この演目の歌舞伎での通し上演は平成8年以来だ。
もとは明和8 (1771)年、大阪竹本座で人形浄瑠璃として初演。同年歌舞伎にも移されて上演を重ね、人気演目となった。
舞台では尾上菊五郎が体調不良で休演となったが、藤原鎌足の蘇我入鹿討伐の史実に様々な伝説を取り混ぜて、架空と実在の人物を、時蔵・芝翫・菊之助・歌六などの役者が熱演、大満足だ。幕間で御膳をいただき、イヤホンガイドの解説に至福のひと時を過ごした。
(参加者 43名)