相模国一宮寒川神社を巡りました。

紀行文

11月16日(水)  寒川神社(相模国一之宮)と梶原景時の遺跡周辺を巡る
                                           担当 (塚田、島田、太田(義))
前日は小寒い雨降りだったが、当日は打って変わり朝方少し北風吹くも日中は雲一つ無い秋の青空で気持ちの良い見学会となった。コロナ第8波の兆候が噂される中、参加者人数の予想が立たず武蔵小金井駅8時15分発の下りに乗車、八王子駅で横浜線に乗換、橋本駅で相模線に再び乗換、ようよう寒川駅に到着(この2回の乗換も含めて移動時間110分)。ここで点呼し参加人数36名を確認した。前日の雨天・コロナ不安・事前にアナウンスした昼食処の少ない点等々が影響したかと思われる。
前半は梶原景時に関連する箇所、後半は相模國一之宮寒川神社に絞り順次見て回った。梶原景時は今ドラマで『鎌倉殿の13人』を放映中なので関心が高く、最初に館跡鬼門の守り神一之宮八幡大神、そのあと南部公民館で寒川町観光協会案内の参考資料パンフレットを配布した。すぐ傍にある梶原伝七士の墓を見学。墓の目の前は分譲地の区画整理中であまりにも不釣り合い違和感があった。隣の梶原景時館跡で説明。ここは小さな公園でチッポケな社があり、長い歴史上、不忠の人として扱われた景時を物語る侘しさがある(近年見直され、不忠の人でなく生真面目な人と評価されている)。次に、一之宮小学校々舎内に併設されている寒川文化財学習センターでは、寒川町の縄文中期以降の土器、石器、古民家で使用していた農機具展示を見学した。寒川町は、縄文時代現在より海岸線が内陸に大きく入り込んで海、山、川からの食糧確保に恵まれたので大きな集落跡が存在した。
後半の寒川神社には一、二、三之鳥居を過ぎて12時頃到着し、華やかな七五三参りの家族で賑わってあちらこちらで家族写真を撮影中にて、我々36名の集合写真場所も無い程だった。寒川神社は1600年の歴史で、関東唯一の八方除け全ての悩み事を除いてくれるご利益がある。また太陽が通過するパワーポイントで有名、その天体観測渾天儀(こんてんぎ)を見学した。特別に本殿でお祓いご供養すれば奥の神苑が見学できたが今回は時間、経費の点で個人自由行動とした。1時近く現地で滞在し解散。希望者は食事処で昼食をとり、宮山駅から乗車して橋本駅、八王子駅で乗換えしながら午後4時頃小金井に戻った。                                          (参加者 36名)

2022年11月16日