迎賓館など訪問しました
紀行文
7月12日(火) 迎賓館赤坂離宮他を訪ねる 担当 (馬淵、小林、島田、森)
当日は小雨と蒸し暑さが予想されたこと、そしてコロナのぶり返しで参加者人数が危ぶまれたが、多くの参加者を得た。武蔵小金井駅8時45分発の始発に乗り、四ツ谷駅で下車。四ツ谷駅を出た所で点呼を行い、その場所で「四ツ谷見附橋」の歴史などについての簡単な説明を行った。
その後、迎賓館赤坂離宮に向かい西門から入り、受付を行った。団体での受付も荷物検査等は個人参観者と同じであり、人数が多かったせいか30分程かかり、見学会の時間予定は最初から遅延となった。本館正面に移動し、ここで簡単な説明を行った。皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)の東宮御所として建てられたがあまり使われず、戦後は国に移管され国立国会図書館などに利用された。その後外国賓客を迎える施設として昭和49年に改修されたのがこの迎賓館であり、平成21年には国宝に指定されている。そして、われわれが見学できるのは公用室の4室のみである。以上の説明を行った後、本館を背にして集合写真を撮った。そしていよいよ本館を見学。入り口で立派なパンフレットをもらい、2階に上がり、花鳥の間、大ホール、彩鸞の間、朝日の間、羽衣の間の順で見学。各部屋に1人のボランティアの説明員がいたが、団体見学の場合には1人では説明者が足りなかった。本館を1時間見学後、本館裏側の主庭を見学し、本館前庭に戻り正門から退出した。
正門を出たところに最近できた地下休憩所でトイレ利用含め休憩。ここで見学を終了する方もいたので終了式を行った。その後、赤坂御苑の縁を歩いて豊川稲荷東京別院に向かった。豊川稲荷は曹洞宗の高僧が感得した仏法守護神である「豊川吒枳尼眞天(だきにしんてん)」をお祀りしている。豊川稲荷は愛知県豊川市に本山があるが、江戸時代に大岡越前守忠相が日常信仰し、豊川稲荷の分霊を自邸で邸稲荷としてお祀りしていたことから、ここ東京別院が設立されている。境内には「豊川吒枳尼眞天」千本幟(のぼり)が多数奉納されていた。見学会の会費からお供えを購入(270円)し、見学者を代表してお供えした。
最後に高橋是清翁記念公園に移動した。昭和11年に発生した2.26事件で凶弾に倒れた高橋是清の屋敷跡で、往時の雰囲気を残している。記念公園の設立状況、邸は江戸東京たてもの園に移築され保存されていること、そして再建された高橋是清像の製作者(彫刻家の齋藤素巌)などについて説明した。その後、園内を散策して解散とし、それぞれ帰途についた。希望者は近くの赤坂地区総合支所4Fの食堂で昼食をとり、赤坂見附~四ツ谷経由で小金井に戻った。 (参加者55名)